vivo第52号 四塩化炭素誘発による肝線維化モデルのご紹介
vivo 2012年1月号(第52号)2012年1月1日 業務企画部発行
肝炎は、ウイルス性、アルコール性、薬剤性、代謝障害性、自己免疫性などの原因で発症する急性または慢性炎症です。炎症が慢性化することにより肝臓の線維化が進行し、更には肝硬変を引き起こします。
四塩化炭素(CCl4)は肝障害を誘発する代表的な薬物であり、反復投与することにより肝臓の線維化が認められるため、肝障害の治療薬の評価に使用されています。
弊社は、ラットにCCl4を慢性投与することで線維化を発症させ、ASTやALTの肝パラメーターおよび病理学的検査を指標として評価しています。
図1.CCl4投与による血中ASTおよびALTの上昇
採血時期:最終投与日の翌日
図2.肝臓のH.E染色
▲:小葉中心性の幹細胞の変性・壊死
図3.肝臓のSirius Red-Fast Green染色
赤色の部分:線維化
おかげさまで30周年
弊社は、2012年2月16日に設立30周年を迎えます。
NBRは、人々の健康と生命に関わる事業を行っています。
私達の提案する試験がかけがえのない命を守る・・・
そんな企業をめざし、あらゆる可能性に挑戦していきます。
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