vivo第24号 腎障害モデルについて

vivo 2009年9月号(第24号)2009年9月1日 業務企画部発行

急性腎障害(AKI)は死亡率50%(合併症を含む)・特異的治療薬なし

虚血性急性腎不全モデル

脱水・出血などによる腎臓への血流減少によって起こる病態モデル。片腎を摘出し、もう片方の腎臓の血流を物理的に一定時間遮断することで作製。

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両腎全摘出モデル

腎不全発症時の高カリウム血症を主な症状とする病態モデル。両腎を全摘出することで作製。

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慢性腎障害(CKD)は患者数全世界で5億人
日本では成人の1割はCKD

STZ-誘発糖尿病モデル

透析導入原因の第一位である糖尿病性腎症の病態モデル。Streptozotocin (STZ) を投与することで作製

db/dbマウス・ZDF (Zucker Diabetic Fatty) ラット

2型糖尿病モデルであり糖尿病性腎症も発症する。

5/6腎摘ラットモデル、7/8腎摘イヌモデル

慢性腎疾患モデル。物理的に左腎臓の2/3および右腎臓の全てを切除することで作製。

Thy-1腎炎ラット

慢性糸球体腎炎の中で、最も頻度の高いメサンギウム増殖性腎炎モデル。抗ラットThy-1抗体を投与することで作製。

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