第 98 号 2024 年 11 月 1 日 営業企画部発行
過敏性腸症候群は、ストレスが大きく関わることで繰り返す腹部不快感または腹痛を特徴とします。 その治療には腸管の動きをコントロールする薬剤のほかに、ストレスについての心理的側面の サポート・治療、腸内環境を整えることが重要であることが知られています。 今回は、拘束ストレス誘発過敏性腸症候群モデルを紹介します。
拘束ストレス誘発過敏性腸症候群モデル
<使用動物>
動物種:ラット( Crlj:WI 系)
性 別:雄
週 齢:8週齢
<試験方法>
30分馴化したあと、60mmHgの伸展刺激を負荷し、腹筋収縮回数を計測
ステンレス製拘束ケージを用いて1時間の拘束ストレス負荷を行い、拘束中の糞便個数を計測します。
拘束ストレス負荷後、大腸にバルーンを挿入し、30分馴化します。
その後、5分間ラットの腹筋収縮回数を計測します。
糞便個数
腹筋収縮回数
*:p<0.05 非拘束ストレス vs 媒体対照
#:p<0.05 媒体対照 vs ラモセトロン
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第98号 過敏性腸症候群モデル