NBR Study Navi 第9号 各種生活習慣病モデルのご紹介

第9号 2017年6月1日 営業企画部発行

 セルフメディケーションが重視される世の中となり、薬物はもとより食品(素材含む)についても生活習慣病に対するポテンシャルを非臨床試験で評価するケースが増えています。当社では、目的に応じて各種生活習慣病(代謝疾患)モデルを用いた評価を実施していますので、その試験例を紹介します。剤型や目的によっては大動物での評価を求められることから、大動物での疾患モデルも開発に取り組んでいます。

高脂血症モデル

試験動物:

雄性SD系ラット

試験方法:

高脂肪食(高コレステロールあるいは、高フルクトース飼料)を与え、実験的に高脂血症を呈した動物に被験物質を投与し、経時的な採血を実施します。

試験スケジュール(例):

総トリグリセライド量:

総コレステロール量:

高尿酸血症モデル

試験動物:

雄性SD系ラット

試験方法:

オキソン酸カリウムを皮下投与し、実験的に高尿酸血症を呈した動物に被験物質を投与し、経時的な採血を実施します。

試験スケジュール(例):

尿酸値:

肥満モデル

試験動物:

雄性C57BL/6J系マウス

試験方法:

高脂肪食(60%Fat)を与えると同時に被験物質を投与し、経時的な採血を実施します。

試験スケジュール(例):

体重の推移:

高脂肪食給餌57日後の肝臓および脂肪重量:

高血圧モデル

試験動物:

雄性SHR系ラット

試験方法:

血圧上昇を呈していない若週齢のラットに被験物質を連日投与し、経時的に血圧を測定します。

試験スケジュール(例):

血圧:

非観血式血圧計(Tail-cuff法):

糖尿病モデル

試験動物:

雄性KK-Ay系マウス

試験方法:

糖尿病症状を持つマウスに被験物質を投与し、経時的に検査を実施します。

試験スケジュール(例):

抗糖尿病薬Pioglitazoneの血糖値に対する作用:

抗糖尿病薬Vogliboseのスクロース負荷に対する作用
(グルコース負荷試験):


上記の他に、糖尿病モデル、高血圧モデルはミニブタでの評価が可能です。

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