第64号 2022年1月11日 営業企画部発行
脊椎脊髄疾患は、何らかの原因により背骨の中を通る神経が障害されて、しびれや麻痺、痛みなどを生じる神経疾患です。今回は、その中でも脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される脊柱管狭窄症モデルとして馬尾圧迫ラットと、脊髄神経の外傷性疾患として脊髄損傷モデルについて紹介します。
ラットの馬尾神経圧迫による歩行障害モデル
動物 |
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ヌードラット |
方法 |
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麻酔下で背部の皮膚を切開し、脊椎(第4腰椎~第1仙椎)を露出させる。脊髄を損傷しない様に周囲の組織を剥離し、第4腰椎と第5腰椎の間から第4腰椎脊柱管内にシリコンラバーを挿入後、第6腰椎と第1仙椎の間から第6腰椎脊柱管内にシリコンラバーを挿入する。 |
評価 |
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トレッドミル試験 |
シリコンラバー埋込み部位
体重(g)
トレッドミル(走行距離 cm)
マウスの脊髄損傷モデル
動物 |
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マウス |
方法 |
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麻酔下で背部の皮膚を切開し、筋膜を剥離し脊髄を露出させる。脊髄を損傷しない様に周囲の組織から剥離し、第12胸椎~第1腰椎をクレンメで圧座する。 |
評価 |
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運動機能評価(BBBスコア)【BBB:Basso-Beattie-Bresnahan】 |
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第64号 脊椎脊髄疾患モデルを用いた評価