NBR Study Navi 第22号 食品等の機能性評価試験のご紹介

第22号 2018年7月1日 営業企画部発行

今回は食品素材の機能性評価を目的としてよく受託する試験をご案内します。生活習慣病モデルを用いた試験は古くからありますが、最近では認知、疲労、加齢、免疫関連などのご依頼が多い傾向です。

βアミロイド脳室内投与認知症モデル

【動物種】マウス
【評価項目】Y迷路、受動回避

廃用性筋委縮(サルコペニア)

【動物種】マウス、ラット
【評価項目】筋肉重量

疲労試験(①筋肉疲労 ②精神疲労)

【動物種①②】ラット
【評価項目①】トレッドミルエラー数、乳酸値
【評価項目②】水泳時間

加齢性難聴

【動物種】C57BL/6Jマウス
【評価項目】ABR(聴性脳幹反応)

機能性評価試験リスト

項目 動物種 評価項目
生活習慣病 高脂血症 コレステロール ラット TC、TG
中性脂肪 ラット TC、TG
高血圧 上昇抑制 SHRラット 血圧
降下作用 SHRラット 血圧
糖尿病 ZDFラット Glu、IN、Hb
KK-Ayマウス Clu、IN
STZラット Glu、IN、Hb
肥満 マウス TG、レプチン、脂肪重量
冷え性 水冷負荷 ラット 直腸温度
リウマチ アジュバント関節炎 ラット 足蹠容積、炎症スコア
コラーゲン関節炎 DBAマウス 肢浮腫、炎症スコア
疲労 筋肉疲労 ラット トレッドミルエラー数、乳酸値
精神疲労 ラット 水泳時間
アレルギー 花粉症 結膜炎 ラット 漏出色素量
鼻炎 モルモット 鼻汁量
アトピー性皮膚炎 NCマウス 皮膚症状
美白 色素沈着抑制 褐色モルモット 明度(⊿L値)
難聴 加齢性難聴 マウス ABR
認知症 Aβ脳室内投与 マウス Y迷路、受動回避
鬱(うつ) 強制水泳 マウス 無動時間
不安 恐怖条件付け マウス 無動時間
過敏性腸症候群 バルーン法 ラット 排便個数、腹筋収縮回数
拘束ストレス胃排泄能低下 ビーズ法 ラット 胃排泄率
全身感染 ロタウイルス、MRSA、緑濃菌、肺炎球菌 マウス 生存率、細菌数、ウイルス量
サルコペニア 尾懸垂法 ラット 筋肉重量

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