NBR Study Navi 第103号 短期大腸発がんモデル

第 103 号 2025 年 4 月 1 日 営業企画部発行

スケジュール・試験方法

使用動物
マウス ICR 及び C57BL/6J
誘発物質
(イニシエーター)
アゾキシメタン(AOM)
(プロモーター)
デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)

評価項目
・剖検(AOM 投与後 5 週、10 週、15 週)
・大腸結節のカウント
・病理組織学的検査

結果

・ICR は AOM 投与後 10 週より腺腫の形成があった。
・C57BL/6J は AOM 投与 5 週より腺腫が形成し、AOM 投与後 10 週より腺癌の形成があった。
・悪性度は、C57BL/6J > ICR

AOM 投与後の大腸結節発生率及び結節数

ICR

C57BL/6J

AOM 投与後 15 週の大腸

モデルの利点

✓短期(10 週間)で大腸がんを形成

✓発がん性の評価が可能

検体の発がんプロモーション作用の評価や抗がん剤の薬理評価にぜひ活用ください。

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