NBR Study Navi 第25号 感染試験のご紹介
第25号 2018年10月1日 営業企画部発行
NBRとして感染試験を開始して7年が経過しました。この間に実施した試験数は約150試験となり、取り扱える病原体を徐々に増やし、新しい試験方法にもチャレンジしてきました。感染試験が必要になりましたら、先ずはお問い合わせ下さい。これまでの経験を基に相談から開始させていただきます。
インフルエンザウイルスを用いた呼吸器感染試験
<使用ウイルス株>
インフルエンザウイルスPR8株(A/PR/8/34(H1N1))
<スケジュール>
<評価項目>
・一般状態スコア
・肺の肉眼的観察及びウイルス量測定
・体重
MRSAを用いた全身感染試験
<使用菌株>
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
<スケジュール>
<評価項目>
・生存率
・体重
皮膚感染試験
<使用菌株>
黄色ブドウ球菌
<スケジュール>
<評価項目>
・皮膚炎スコア
・体重
・皮膚の生菌数
Vitro 試験
【抗ウイルス試験】
【人工プラーク付着性試験】
主な感染試験
<呼吸器感染>
病原体 | 動物種 | 評価項目 |
---|---|---|
インフルエンザウイルス (気道感染) |
マウス | 一般状態、肺のウイルス量、NK活性、生存率 |
インフルエンザウイルス (空気感染) |
マウス、モルモット | 一般状態、肺のウイルス量 |
<消化器感染>
病原体 | 動物種 | 評価項目 |
---|---|---|
ロタウイルス | マウス(仔) | 下痢症状、ウイルス量(糞便中) |
Helicobacter pylori(ピロリ菌) | マウス | 生菌数(胃内) |
サルモネラ菌 | マウス | 生菌数(脾臓) |
Clostridium difficile | ハムスター | 生存率、病変度観察、下痢症状 |
<皮膚感染>
病原体 | 動物種 | 評価項目 |
---|---|---|
黄色ブドウ球菌 | マウス | 病変度観察、生菌数(皮膚) |
ヘルペスウイルス | マウス | 病変度観察 |
白癬菌 | モルモット | 病変度観察、生菌数(皮膚) |
<全身感染>
病原体 | 動物種 | 評価項目 |
---|---|---|
MRSA | マウス | 生存率、生菌数 |
カンジダ | マウス | 生存率、生菌数 |
肺炎球菌 | マウス | 生存率、生菌数 |
耐性緑濃菌 | マウス | 生存率、生菌数 |
<vitro>
・抗菌作用試験
・抗ウイルス試験
・抗生物質感受性試験
・人工プラーク付着性試験
etc
<病原体>
ウイルス | 細菌 | 真菌 |
---|---|---|
インフルエンザ ヘルペス ロタ ノロ ネコカリシ |
黄色ブドウ球菌・MRSA 肺炎球菌 緑膿菌・耐性緑濃菌 サルモネラ菌 ミュータンス菌 |
カンジダ 白癬菌 |