第 95 号 2024 年 8 月 5 日 営業企画部発行
今月、私たちは乳腺腫瘍の新しいモデルとして、発がん性物質である
7,12-Dimethylbenz[a]anthracene(DMBA)を使用した「DMBA誘発ラット乳腺腫瘍モデル」を立ち上げました。このモデルは乳腺腫瘍の研究において有用であり、新たな治療法や予防策の開発に寄与することが期待されています。
◆試験デザイン
使用動物:Crl:CD(SD) 雌ラット
◆DMBA投与後の乳腺腫瘍発生率
◆レトロゾール投与期間中の体重推移
◆レトロゾール投与期間中の乳腺腫瘍の個数及び体積
乳腺腫瘍個数
*, ** :P < 0.05 and 0.01, respectively(t-test)
乳腺腫瘍体積
*, ** :P < 0.05 and 0.01, respectively(t-test)
結果
媒体群に対して、抑制物質(レトロゾール)群で乳腺腫瘍個数及び体積で有意な低値を示し、
抗腫瘍効果が認められた。
当社ではDMBA誘発ラット乳腺腫瘍モデルを用いて、各種抗がん剤や機能性食品の抗腫瘍効果の評価が可能です。乳腺腫瘍モデル動物の腫瘍個数及び体積を計測・算出することにより抗腫瘍効果を評価いたします。
ご興味がございましたらお気軽にお問合せください。
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第95号 DMBA誘発ラット乳腺腫瘍モデルを用いた抗腫瘍試験