vivo第63号 炎症・アレルギーに関する試験モデル
vivo 2012年12月号(第63号)2012年12月1日 業務企画部発行
当社では、数々の「炎症・アレルギー」をキーワードとした薬効薬理試験モデルを有しています。本号では、マウス、ラット、モルモットの小動物からミニブタまでの大動物に至る試験モデルを紹介します。
1.皮膚炎モデル
NCマウスを用いたPiClあるいはダニ抗原連続塗布によるアトピー性皮膚炎モデルを用いて皮膚炎症状、血中IgE値、皮膚の病理組織について評価します。また最近、ミニブタを用いたアレルギー性皮膚炎モデルも確立しました。
マウス使用試験
Effects of Tacrolimus ointment on dermatitis score in skin-lesioned NC mice after PiCl induction(A).Values represent the means and S.E.(12~14 weeks old,n=8).○:control.▲:Tacrolimus ointment.Scratching beha vior was observed 360 min after the 6th PiCl induction(B).Significantly different from control group at **p<0.01.
(第19回 生物試料分析科学会大会にて報告/2010.2.21)
ミニブタ使用試験
Change in gross lesions of DNFB allergic non-treated sites,white petrolatum ointment sites,tacrolimus ointment sites,betamethasone valerate ointment sites.
Results are expressed as the means±S.E.M.(N=7).
*:p,0.01 compared with Non-treated.#:p<0.05,##:p<0.01 compared with White petrolatum ointment.
(第119回 日本薬理学会近畿部会にて報告/2011.7.8)
2.掻痒モデル
掻痒末梢性掻痒モデルとして、ヒスタミン、サブスタンスP、コンパウンド48/80を誘発物質年経掻破行動誘導モデルを確立しています。
3.喘息モデル
マウスを用いた喘息モデルを、ステロイド薬をポジコンとして確立し、BALF(肺洗浄液)中の炎症細胞の動因や病理組織について評価します。
4.鼻汁分泌モデル
モルモットでのアレルギー性鼻汁分泌モデルを作製し、アレルギー反応による鼻炎を鼻汁量を測定することにより評価します。
5.結膜炎モデル
ラットでの結膜炎モデルを用いて、点眼液の効果を評価します。
Fig.1.Equivalence study of A and Zaditen® ophthalmic solution with experimental allergic conjunctivitis model in rats
その他、カラゲニン浮腫モデル、アジュバント関節炎モデルなどの急性炎症モデル、皮膚切創および欠損傷などの創傷治癒評価モデルなど、目的に応じた試験モデルを揃えています。是非一度お問い合わせください。
問合先 TEL 058-392-2431(業務企画部直通)
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